2022.10.01
ボクシング世界チャンピオンを目指す井上彪選手
2022年7月21日ボクサーの井上彪(たける)選手が
みくりや青果へ入社されました!
井上選手は宮崎県出身で、
中学校で本格的にボクシングを始め、
高校1年生の時に、全国高校選抜フライ級優勝、
2年生のインターハイで優勝という
結果を残されました!
アマチュア通算53勝10RSC※13敗という
凄まじい戦績を持つ井上選手は近畿大学ご卒業後、
公務員を経て、現在はプロボクサーの
世界チャンピオンになる夢を叶えるため、
みくりや青果の全面サポートのもと、
ボクシングと仕事の両立に日々奮闘されています!
※ RSC(referee stop contest):アマチュアボクシングの試合で、技量に差がありすぎたり、負傷して試合続行不可能と判断した時、レフェリーが行う勝敗宣告のこと。
本日は高校時代から異例の強さを誇る井上選手に、
ボクシングを始められたきっかけや
現在の活動についてお話を伺いたいと思います。
[浦上]
お疲れ様です!
今日は井上選手のボクシングに対する思いや
今後の目標などをお聞きできればと思います!
[井上]
よろしくお願いいたします!
[浦上]
まず、ボクシングを始められた
きっかけを教えてください。
[井上]
幼い頃から空手をしており、
突きを強くするために
小学校3年生の時から
少しずつボクシングを始めました。
途中で空手中心になり、
ボクシングから離れましたが、
中学校への進学の際に1つ上の兄が
ボクシングを楽しんでいた姿を見て
再び始めました。
中高一貫のボクシング部だったので、
その後もずっと兄の背中を追いかける形で
ボクシングを続けました。
[浦上]
お兄様の背中を追い続けてこられた
井上選手にとって、お兄様の存在は
どういったものでしょうか?
[井上]
自分の目標であり、いつも頼りになる兄です。
とにかく尊敬できる兄です。
ずっと兄の背中を追いかけて走ってきましたし、
ボクシングも兄のおかげで
強くなれたと思っています。
今回、プロボクシングに挑戦するという
大きな選択をしました。
いつも頼っていた兄はいませんが、
兄がいなくても立派にやっていけるところを
見せたいと思っています。
[浦上]
お兄様の存在はとても大きかったのですね。
ところで、ボクシングで憧れや
目標とする選手はいますか?
[井上]
はい。プレースタイルは異なりますが、
内山高志選手は憧れの選手です。
自分にはない、一撃で相手を倒す力は圧巻です。
ちなみに、僕は中学・高校の時は
積極的に近づいての
打ち合いを得意とするインファイターでしたが、
大学からはヘッドギアがなくなったため、
トレーナーに教わりながら、
足を使って絶えず相手選手と距離を取りながら戦う
アウトボクシングにスタイルを変えました。
[浦上]
インファイターからアウトボクサーへと
プレースタイルを変えられたのですね。
これまで沢山試合を戦ってきたかと思いますが、
印象的だった試合はありますか?
[井上]
やはりインターハイの決勝戦ですね。
対戦相手が、後の世界ユース選手権で日本人初の
金メダリストということもあり、
とても厳しい試合でした。
何とか判定で勝つことができて
本当に嬉しかったです。
[浦上]
非常に高いレベルの試合で
お話をお聞きしているだけで、
井上選手の強さが伝わってきました。
ここまでの経歴をお聞きしている限り、
順調にボクシングで結果を
残されてきたかと思いますが、
これまで挫折とかはありましたか?
[井上]
実はボクシングを本格的に始めた時は、
1つ上の兄ができているのだから、
自分もそれなりの結果を残せると
甘く見ていました。
その結果、中学や高校で
思うような戦績を残せない時もあり、
その時はとても落ち込みました。
ですが、そんな僕のことを
兄が𠮟咤激励してくれ、
それからは地道に努力を続けていきました。
その結果、
高校生の時に兄弟揃って優勝することができ、
自分の実力に自信を持つことができました。
[浦上]
最後に、ボクシングの魅力について
お話を聞かせてください。
[井上]
沢山ある格闘技の中で唯一
パンチのみという制限がある競技であり、
単純ですがそれ故に奥が深い競技だと思います。
パンチを当てるために相手との
駆け引きを行いますが、
相手の考えや動き、癖などを予測して
パンチを当てることは難しいです。
でもそこがボクシングの
面白いところでもあると思います。
パンチが遅くても相手の動きを
予測したりすることで、
自分よりスピードの速い相手にも
的確に当てることが可能です。
パンチのスピードや威力だけでなく、
経験や駆け引きの技術が
試合を大きく左右するので、
是非会場で観てほしいです!
[浦上]
新型コロナウイルスの影響もあり、
約2年間実戦から離れていた井上選手ですが、
今は出勤前に6~10㎞走り、
勤務後もジムでトレーニングを行い、
トレーナーと二人三脚で
夢に向かって突き進んでいます。
また大変嬉しいことに、
8月11日に住吉区民センターにて実施された
公開プロテストに見事合格され、
晴れてプロボクサーになられました!
これからもみくりやグループは、
井上選手の挑戦に密着し続け、
SNSでもどんどん活躍を発信し応援していきます!
試合の結果などもお伝えできればと
考えていますので、
是非注目いただければと思います。
仕事とボクシングの両立は想像を絶するほど
大変なことだと思いますが、
井上選手の奮闘される姿は
私たち従業員の士気を高めてくれます。
投稿者/みくりや青果株式会社 浦上秀夫