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2023.11.17

プロ第4戦まであと1か月!【井上彪(たける)選手インタビュー】

皆さん、こんにちは!

 

 

本日は、みくりや青果の経理労務部・飯田社員がインタビュアーとして、井上彪選手を突撃!(以下、「飯田」「井上」と表記)

 

 

プロ第4戦まで、あと1か月と迫った中、どのようなお話を聞けるのでしょうか?

 

 

それでは、早速様子を覗いてみましょう!

 

 

 

[飯田]

お忙しい中ありがとうございます。

 

本日はよろしくお願いいたします。

 

 

[井上]

こちらこそよろしくお願いいたします。

 

 

[飯田]

次戦への意気込みとして『進歩』という言葉を掲げておられましたが、その言葉に込めた想いをお聞かせいただけますか?

 

 

[井上]

『進歩』には2つの想いを込めています。

 

1つ目は、ランカーとして進歩した姿を皆さんに見ていただき、今後タイトルマッチを狙っていくに相応しい選手だと認めてもらえるような戦いをしたいという想いです。

 

2つ目は、これまで準備してきた技術や、新たな武器を身につけ、それを試合で発揮することができれば、自分自身で「進歩したな」という自信を持つことができるという想いです。

 

その自信がタイトルマッチに臨む上ではとても重要だと思いますので、『進歩』という言葉を掲げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

[飯田]

新たな武器とはどんなものですか?

 

 

[井上]

こちらも2つあります。

 

1つ目は基本である左のジャブです。

 

プロになってから、左の大切さをより一層感じたので、今回は重点的に磨きをかけることを意識しました。

 

相手のペースに引き込まれず、自分のペースで試合を進めるためにも、磨きをかけた左ジャブはとても重要なのでコツコツと練習に取り組んできました。

 

 

もう1つはアッパーです。

 

相手が強い選手になってくると、ストレートやジャブだけではやはり読まれてしまいます。

 

左右ともに使えることで、単調な攻撃にならず、緩急をつけられるので、今回はかなり練習しました。

 

特に右のアッパーは接近戦で使えるので、今後厳しい相手と戦うときには必ず武器になるので、今回の試合でしっかり出していきたいです。

 

 

 

 

 

 

[飯田]

これから厳しい減量期間に入っていくと思いますが、どのように進めていくのでしょうか?また、大変なことを教えていただけますか?

 

 

[井上]

普段60キロくらいある体重を48.97キロまで落とします。

 

減量幅が大きく、僕はもともとあまり脂肪がついていないので、2か月前くらいから始めます。

 

はじめは、低カロリー・高たんぱくの食事で摂取カロリーを抑えることで体内の脂肪を燃焼させて体重を減らします。

 

味気がなかったり、飽きてきたりしますが、そこはぐっと我慢して4キロくらい落とします。

 

1か月前になると、さらに食べる量を減らします。

 

理想的な落とし方は、2週間前で残り4キロくらいになっていることです。

 

そこからは水分の摂取量を削っていきます。

 

1週間前で残り3キロくらいになるのですが、その時点では、もうあんまり落ちるものがないので、そこからは体の中の水分を外に出します。

 

サウナスーツのような減量着を着て、暖房をかけた中で体を動かし水分を出していきます。

 

このときに気をつけるのは脱水症状にならないことです。

 

脱水症状で病院に運ばれてしまうと、試合自体ができなくなってしまうため、1日に3キロではなく、ちょっとずつ落とします。

 

この期間はずっと喉がカラカラの状態なので、夜もぐっすり眠れずきつい1週間です。

 

自分の体格の利点を活かすためにも、この階級まで体重を落とすことが過酷ではありますが、とても重要だと思っています。

 

パフォーマンスが落ちてしまうのは1番よくないので、うまく調節しながら落としていくのが大切だと思います。

 

 

[飯田]

メンタルも重要だと思いますが、試合に向けてどのように気持ちに持っていくのでしょうか?

 

 

[井上]

自分は特に気持ちをつくるというのはしておらず、1日1日やるべきことをしっかりこなしていくことを意識しています。

 

試合の前日に計量がありますが、そこを見すぎていても果てしなく感じてしまうし、毎日きつい練習があるので、先のことは考えずに今日をしっかりやり切ります。

 

その積み重ねです。

 

練習でうまくいかない日ももちろんありますが、そこで下を見ずに、今日はだめだったけど、今日はそういう日なんだと切り替えるようにしています。

 

試合当日もあまり緊張はしないです。

 

緊張しても仕方ない、今やれることは試合の約30分、必死にこれまで練習でしてきたことを出し切るだけなので頑張ろう、と意外と頭は冷静です。

 

 

[飯田]

そうなんですね。

 

今日はお話を聞かせていただきありがとうございます。

 

4戦目も頑張ってください!

 

 

[井上]

ありがとうございます。

 

頑張ります!

 

 

 

 

 

 

《編集後記》

計量が終わると、胃にやさしいお粥やうどんでエネルギーを摂取し、翌日の試合のときには5キロほど戻っているそうです。

 

ボクサーあるあるで、減量中は食べたいもの、行きたいお店のチェックもしているようですが、試合が終わると気持ちもほっとして満足しているので、これまでチェックしたお店に行かれたことはないとのことです(笑)

 

過酷な減量や練習を経て、『夢』に向かって試合に臨まれる井上選手。

 

第4戦の勝利に向けて、皆さんで応援していきましょう!