2024.5.28
びわ
皆さん、こんにちは!
月に2回旬の野菜・果物を紹介しています。
今回は生活習慣病の予防に期待大の、控えめでやさしい甘味のびわを紹介します。
【びわについて】
『びわを庭に植えると縁起が悪い』と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは昔中国でびわが栄養価に大変優れていて、病を患っている人々がびわのあるところに行列を作っていたことで『びわの木には病を患った人が集まってくるので縁起が悪い』とされたことと、また枝葉が伸びて家の日当たりを悪くするので病人が出る、などのことが由来です。
ですが、縁起が悪いことなど一切なく、むしろびわは高血圧や心筋梗塞、ガンの予防に効果が期待できる果物なのです。
旬は4月〜6月頃と春から初夏にかけて店頭に並びます。
【栄養効能】
・悪玉コレステロールの酸化を抑制し肺・咽頭がん等を予防すると言われているβカロテンを豊富に含んでいるため、生活習慣病やがんの予防効果が期待できます。
・びわの皮や種の周りに多く含まれるポリフェノール成分のクロロゲン酸は、苦味を持つ成分で発がん物質の生成を抑える働きを持ちます。
・びわの葉はクエン酸、リンゴ酸、タンニンなどの成分を含み、咳止めなどに利用されています。
【選び方】
⭕️ヘタがしっかりしているもの
⭕️皮の色が鮮やかで張りがあるもの
⭕️ブルームと呼ばれる白い粉とうぶ毛に覆われているもの
【保存の仕方】
直射日光を避け風通しの良い場所で常温保存します。
日持ちしないので2〜3日で食べるようにしましょう。
冷やし過ぎると甘味が抜けてしまうため冷蔵保存は避けます。
【おいしい食べ方】
食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめです。
びわは酸味が少ない果物なので食べる直前にレモン汁を一振りするとフレッシュな酸味で甘味が引き立つので、ぜひ試してみてくださいね。
大量に手に入った時はホワイトリカーと氷砂糖とレモン汁で漬けて、びわ酒にするのがおすすめです。
子どもの頃、祖父宅のびわの木に実がなると祖父が高枝切りバサミでびわを採ってくれたことを思い出します。
祖父が亡くなった後もびわの木は健在ですが、実を採る人がおらず毎回鳥に実を食べられてしまい、祖父宅のびわを食べる機会はなくなってしまいました。
町中でびわの木、店頭でびわを見かけると祖父がびわを採っている姿が目に浮かびます。
びわを食べる機会がここ数年なかったのですが、今回の記事を書きながら食べたくなったので今年は購入しようと思います。